不織布マスクの現状

弊社がマスクの取り組みを本格的にはじめ、約半月が経過しました。
連日パートナーを通じ現地とのミーティングを行い、様々な情報を見聞きしています。
本日はそれらを少しだけ皆様にも共有させて頂ければと思います。

【マスクで最も重要なフィルター部分】

 弊社でも当初BFE(細菌濾過率)99%という規格のものを使用していました。しかし現在中国国内ではコロナウイルス以降に開業した新規工場の多さ、今までマスクを使用していなかったヨーロッパやアメリカからの大型注文などにより、フィルター不足が深刻化しております。そのため、弊社も4月16日注文締め切り分より、WHO(世界保健機関)及びFDA(米国食品医薬品局)の推奨基準でもあるBFE95%という規格のフィルターに変更してご案内しております。
 実際、新規の工場などでは注文を受けても材料が調達できないから・そして安いからという理由でBFE75%などという規格のマスクまで出回っているそうです。数値からもわかる通り、何の意味もなさないマスクを知らないうちに手にしている可能性もあるのかと思うと悲しくなります。是非ともご購入の際には細心の注意の上、信頼できる販売元からの購入をおすすめします。

【原材料の高騰】

 不織布・フィルターの価格については、正常時の30倍にまで上昇しています。
 インターネットなどでも記事になっておりますが、通常マスクの原価は2~4円(輸送費含めず)程度です。しかし現在は約10倍の20円代後半~となっております。
 これに中国国内輸送費・国際送料・関税・消費税・日本国内輸送費をプラスしたものが国内での仕入れ値となります。
 さらに、一般のお客様のお手元に届くまでには、通常、ここから数社経由することもあるため、現状国内での販売価格が1枚60円・70円と非常に高額なものとなってしまっています。
 ドラックストアなどの販売大手各社は通常時の価格よりはるかに高額となっている商品の販売は規制などがあるようで、原材料が高騰している今、なかなか店頭に並べる基準を満たすマスクを調達することが出来ず悩んでいるそうです。

さまざまな理由から入手困難となっているマスク。
1日も早く1人でも多くの方に安心してお使い頂けるマスクをお届け出来るよう、スタッフ一同努めさせて頂きますので、ご質問・ご要望など御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。

AGパートナーズ株式会社
代表取締役 吉 川 泰 一